007年11月度セミナーseminar
安全な製品を実現するために現在最も重要な課題の一つとして、大多数のメーカーが「従業員教育」を挙げています。 つまり、現場における従事者の5Sや品質(衛生)に対する意識や習慣が、最終的な決め手となると考えられているのです。 そこで今回は、今年2月に行った「従業員教育セミナー」が、受講いただいたお客様に大変な好評を頂戴したことにお応えして、第2弾を企画いたしました。 教育を行う上でキーワードとなるのは、「背景を理解させる」「繰り返す」「環境を整理する」の3つですが、これらを理解した上でおこなう教育は、非常に実効性が高いものです。 本セミナーでは、従業員教育をおこなう上で、成果を挙げる条件を考察します。 そのために、実際に行われている様々な教育手法と、それが選択された背景とをご紹介し、成功や失敗につながったプロセスが具体的に想像できる内容としました。
開催日:2007年11月20日(火)/ 2007年11月21日(水)
会場:広島、大阪
受講者の声
セミナー後にお客様からいただきましたご意見・ご感想の一部を紹介いたします。
- すぐにでも導入できそうで効果絶大の手法をいくつも紹介してくれた。
- 現状の教育の内容を明確化することが重要だとわかった。
- 実際に使用されている書類や現場写真を見せてくださったので、理解しやすかった。
- 教育訓練のシステムは自社でも参考にしたい。
- 5つに大きくまとめられていた指針を、細かく説明されていた点が良かった。
- 説明されたテクニックをアレンジして社内に導入したい。
- テクニックが具体的でいくつか応用できる点があった。
- 教育の計画性、評価基準の明確化、繰り返し教育などがよかった。
- 全てにおいてまねてみようと思う。
- 分かっていたつもりだったが、重要な点が明確になったと思う。
講演内容
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■講演1■ 開会の辞
セミナー全体のコーディネートをしていただきました。序論として、最近の食品業界における問題・原因を語っていただいたり、各講演に対する質問等を引き出していただいたり、大多数の受講者の方が満足される進行の原動力になっていただきました。
■講師■
株式会社コープ品質管理研究所 角野 久史氏 -
■講演2■ 衛生教育に対する取組みの全貌
実際に実施した各企業様に対するアンケート調査を基に、各食品・医薬品製造工場において、衛生教育に対して取り組まれている手法の種類と傾向、衛生教育を実施するためい必要な基礎事項について解説をいたしました。
■講師■
東洋産業株式会社 羽原 政明 -
■講演3■ カネテツデリカフーズの衛生管理教育の実際
カネテツデリカフーズ株式会社において、衛生管理を行う上での教育の位置づけや概要と、実際に取り組まれている教育内容に関して実例に基づいた事例紹介を行いました。
■講師■
カネテツデリカフーズ株式会社 品質保証部長 岡澤 康夫氏 -
■講演4■ コスモス食品の衛生管理教育の実際
株式会社コスモス食品において、衛生管理を行う上での教育の位置づけや概要と、実際に取り組まれている教育内容に関して実例に基づいた事例紹介を行いました。
■講師■
㈱コスモス食品 品質保証部長 長瀬 一幸氏 -
■講演5■ 各企業で行われた教育テクニック紹介
事前アンケート調査でお答えいただいた内容の中から、各製造工場において様々な場面で実際に行われた教育活動の中でも、成果を上げている工夫を選び、それらの紹介と解説を行いました。
■講師■
東洋産業株式会社 高橋 宏英