2014年7月度セミナーseminar
昨今の食品関連事件を機に、製造業は「安全な製品提供」を実現する自主管理体制が益々求められています。そのためには設備管理やマニュアル運営に留まらず、現行管理体制の強化、また従事者教育や雇用形態に至るまで幅広い事項で見直しが必要です。そこで今回は、この見直しを行う際に知っておきたい規格や実際の事例を紹介し、管理体制再構築の機会にして頂ける内容のセミナーを開催いたしました。
開催日:2014年7月4日(金) / 2014年7月16日(水)
会場:広島 、大阪
受講者の声
セミナー後にお客様からいただきましたご意見・ご感想の一部を紹介いたします。
- フードディフェンスに取り組むにあたっての心構えについて学ぶことが出来て良かった。
- すぐに実施できるかどうかは難しい面もあるが、少しずつでも進めていきたい内容であった。
- 害虫に関する様々な発生パターン・原因が理解でき、勉強になった。
- 今回紹介された事例を参考に防虫対策を具体的に計画を立てたい。
- フードディフェンスに取り組むにあたっての心構えについて学ぶことが出来て良かった。
- 5S・7S活動が行きわたれば、お客様・従業員すべてが満足できると思った。
講演内容
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■講演1■ 体制整備だけでは防ぎきれない食品テロ~フードディフェンス(食品防御)対策解説~
意図的な異物混入など悪意ある攻撃から安全を確保するために必要な、食品安全規格の特徴や導入の難易度、効果的な運用に欠かせない従業員に対するコンプライアンス教育など社内研修の重要性について解説いたしました。
■講師■
ペリージョンソンホールディング株式会社 新谷 雅年氏 / 應本 昌則氏 -
■講演2■ 安全な製品づくりを支援する防虫防鼠とは
現在、薬剤を極力使用せず効果的な防虫防鼠管理を行うIPM(総合的有害生物管理)が主流です。この具体例を挙げながら、防虫防鼠活動をどうすれば安全な製品を作れる環境が構築できるのかについて解説いたしました。
■講師■
東洋産業株式会社 三藤 文章 -
■講演3■ 特別講演1~ ここがへんだよ防虫対策 (7/4広島会場のみ)
多くの企業の防虫対策に携わっていると矛盾した部分が見えてきます。防虫対策が上手な企業と下手な企業、その違いはどこにあるのでしょうか?一度、原点に戻り防虫対策に対する基本的な考え方、取組み方について解説しました。
■講師■
西部化成株式会社 江川 和宏氏 -
■講演3■ 特別講演1~ 安全な製品づくりのための5S・7S(7/16大阪会場のみ)
性善説文化の日本において犯罪性の高い事件を防ぐには職場風土や従業員意識の改革が必要です。そのために改善ツールである5S・7Sをどのように使っていけば改革・改善が進められるかを解説いたしました。
■講師■
東洋産業株式会社 金山 民生 -
■講演4■ 特別講演2~ わが社の衛生管理体制
大手ファーストフードのハンバーガーパテを製造するオレンジベイフーズ様におけて、従業員教育から原材料入荷・納品に至るまで、安全な製品を提供するまでに至る衛生管理体制について紹介頂きました。
■講師■
オレンジベイフーズ株式会社 ジーン 中園氏